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フランス語教室のクラスメートと久しぶりに会い、ランチをしながら色々なお話をしていたのですが、やはり地震の話題になりまして・・・。
ここで少し、クラスメートとLA LAVANDEのシェフ&マダムから聞いたお話をお伝えしようと思います。

↓ これはLA LAVANDEで頂いたハチミツのマドレーヌ。



まず、クラスメートのYさんは3月11日、パリへ向かう為成田を出発。地震発生15分前にYさんが乗る飛行機は離陸。機内アナウンスで地震が起こった事を知るが、地震の規模を聞いても いまいちピンと来なかったそう。
そしてパリに着き、ホテルのTVを点けたら津波の被害があった地域の映像が映し出されていてビックリし、日本で留守番をしているご家族に急いで電話をかけたのだそう。
電話に出たご家族は「家は大丈夫だけど電車が止まっている」「スーパーに水が無い」等、その時の状況をYさんに伝え、尋常じゃない事が日本で起こっているとYさんは感じ、不安がますます募ったのだそう。
連日報道される東北地方の悲惨な状況・・・そして「日本は壊滅」とTVのアナウンサーはフランス国民に伝えていたそうです。


フランスとスロヴァキアに留学されている娘さんがいるEさんは、地震が起きた日から「今すぐパリにおいで。日本は危ない」「お母さん、早く逃げて」と毎日メールが来たのだそう。
しかしEさんは「年老いた両親を置いて、自分だけ逃げる訳にはいかない。飼っているペットも見放す事は出来ない。私は大丈夫だから」と娘さん達を説得、納得させるのにえらい時間がかかった様です。
「被災地の映像だけが世界各国を駆け巡り、それが日本全土の状況だと皆勘違いしているのよ。でももし、娘達と逆の立場だったら、娘達と同じ様に『早く日本に避難しなさい』と言っているわね」と仰っていました。


LA LAVANDEのシェフ、ニコラさんはフランスのマルセイユ出身の方で地震発生後、フランス政府から避難勧告を通達され、奥様と一緒に一時帰国を決意。
成田空港に着くとニコラさん、報道陣に囲まれインタビューに答え、そして一般の乗客とは違うターミナルに通され、フランスが用意したチャーター機でフランスに向かったのだそう。
シャルル・ド・ゴール空港に着くと、こちらでもまた一般の乗客が使用するターミナルと別の所に通され、そしてそこには赤十字の人達が待ち構えていて「怪我をしている人、いますか?」と叫んでいたとの事・・・怪我している人いますか?って言われても、ねぇ。被災地から乗って来た訳ではないし、そもそも助けてもらわなければならない怪我をしていたら、飛行機乗らないでしょ。
で、ターミナルを出ようとしたニコラさん、シャルル・ド・ゴール空港でも報道陣にコメントを求められ、TVでその映像と成田でのコメントがフランスで繰り返し流れ、お友達から「TVに出てたよ」メールがいっぱい来たそうです。
そしてマルセイユの実家に着き、TVを点けると一日中日本の惨事が繰り返し報道されていて、ニコラさん「アメリカの同時多発テロの時よりも、今回の地震の方が多くTVで流れている」と感じたそうです。
また、フランスは今回の原発事故にものすごく関心があり、そして何故かフランス原発の責任者の記者会見が行われていた様です。きっと、「我が国の原発は大丈夫。心配なさらずに」的な事をフランス国民に伝える為の物だと思いますが。


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プロフィール

Massami

Author:Massami
Massamiとは...「リサとガスパールのひみつ基地 CATASTROPHE!」諜報部員(役職はロケ地調査班長+アート&クラフト班長)リサとガスパール&ペネロペが大好きで、彼等と色んな場所で遊んでいる道楽者。